未経験からWebデザイナーになるには?

デジ姫ガイド
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尾木

こんにちは!
デジタルハリウッドSTUDIO姫路のスタッフ尾木(おぎ)です。

今回は、そもそも未経験からでもWebデザイナーを目指すことができるのかについて紹介します!
Webデザイナーの仕事内容や必要なスキル、目指すには何から始めれば良いのかをお伝えします。

Webデザイナーへの誤解

Webデザイナーの仕事をしてみたいけど、私には難しいかな?と思っている方は、Webデザイナーに必要なスキルについて、誤解している場合があります。

Webデザイナーにはセンスがいる?

デザイナーなんて私にはセンスが無いから難しいですよね?って誤解されている方が多いです。
もちろんセンスは必要ですが、アートと違い、Webデザイナーの仕事はクライアントの課題を解決することです。
デザインにはルールがあるので、そのルールをしっかりと身に付けることでセンスは磨けます!

スキルがなくても「未経験可」の求人なら雇ってもらえる?

WEBデザイナーになるには、まずスキルを身につけなければいけません。
WEB業界では職歴や年齢よりもスキルが重視されます。

WEB業界の「未経験」は、実務経験がない制作経験のある人です。
未経験からWEBデザイナーになるには、まずはスキルの習得が必須になります。

WEBデザイナーの就職先は制作会社しかない?

地方だとWeb制作会社の数が少なくて、スキルを習得出来ても就職が難しいと感じられるかもしれません。
Webデザイナーとして企業に就職する場合、選択肢は制作会社に限りません。
インハウスデザイナー(自社デザイナー)として会社に所属し、その会社のデザイン全般に携わるという働き方もあります。
最近では、Webやデザイン担当部門を持つ会社が増えてきており、WEBデザイナーの活躍できる場は広がっています。

Webデザイナーの仕事内容

Webデザイナーは、クライアントから依頼されたWebサイトの制作する職業です。
クライアントがイメージするWebサイトを制作できるよう、構成を考え、使い勝手の良い、魅力が伝わるデザインを制作します。

Webデザイナーの仕事は、主に以下の4工程になります。

01.ヒアリング・要件整理

Webデザイナーの仕事は、クライアントの要望のヒアリングから始まります。
コンセプトやターゲット層、サイトの目的などを細かくヒアリングしていきます。
ヒアリングが終わったら、その内容を整理してサイトの構成やデザインを作成いていきます。

02.サイトの構成・ワイヤーフレームの作成

要件を整理してサイトの方針が決まったら、サイト構成を作ります。
どんなページを何ページ作るか、サイト全体の構造を設計します。
また、ワイヤーフレームと呼ばれる、ページ毎にどこにどんなパーツを配置するかを描いた設計図も作成します。

ワイヤーフレーム

03.デザインの作成

PhotoshopやIllustrator等のツールを使って、実際のWebサイトの見た目を作ります。
デザイン性だけでなく、ユーザーが使いやすく分かりやすいデザインが求められます。

04.コーディング・プログラミング

デザインをもとにコーディング、プログラミングをします。
Webサイトは、一般的にHTMLやCSS、JavaScriptの言語を用いて構築されています。

フリーランスや小規模プロジェクトだと、Webサイト制作全般をWebデザイナーが1人で担当する場合もありますが、大規模プロジェクトや企業のWeb制作では、ディレクションやデザイン、コーディングを分業で担当することが多いです。

Webサイト制作の職種

Webプロデューサー・Webディレクター

Webサイト制作プロジェクト全体の責任者。
クライアントとの打ち合わせや提案をして、サイト全体の設計を担当します。

Webコンテンツ編集・ライター

サイトの内容、記事、キャッチコピーなどの作成を担当します。
ユーザーの関心を引き付けて強い印象を残したり、わかりやすく伝える文章力が必要です。

Webデザイナー・UI/UXデザイナー

ディレクターの提示するサイトイメージに従い、レイアウト、カラーなどのデザインを作成します。
最近ではWebデザイナーに加え、情報設計とデザインのユーザー体験の向上を担うUI/UXデザイナーという職域もあります。

コーダー・エンジニア

プログラミング言語を使って、Webデザイナーのデザイン通りにコーディングします。
UI/UXやSEO対策などをエンジニアが担当する場合もあります。

Webデザイナーに必要なスキル

Webデザイナーの仕事内容を踏まえて、具体的に必要なスキルをご紹介します。

01.デザインスキル

FigmaやPhotoshop、illustratorなどをツールを使って、Webサイトのデザインを作成できるスキルです。
デザインの基本要素である「フォント」「レイアウト」「写真」「色」の選び方や作り方に関する知識が必要です。
また、UI/UXと呼ばれるサイトの操作性と利用体験の向上に関する知識も必要になります。

02.コーディングスキル

デザインをもとに、Web上で閲覧できる形式に作り上げるのがコーディングです。
まずは、HTMLとCSSが扱えるようになることが必要です。
JavaScriptが扱えるようになると動きのある表現ができ、Wordpress等のシステムを扱うにはPHPの知識も少し必要になるので習得しておきたい言語です。

03.マーケティングスキル

Webサイトは、制作して終わりではなく、運用して育てていくことも求められます。
アクセスを分析したり、Google Anayticsや広告プロモーションなどのWebマーケティングスキルも必要です。

Webデザイナーに必要な資格は?

Webデザイナーになるのに必須の資格というものはありません。
ただ、未経験からWebデザイナーを目指す場合は、取得しておくと力になります。
資格取得のための勉強が、Webデザイナーとしての知識を付けるのに役立ちます。
資格自体も就職活動時に一定の評価をされます。
デジタルハリウッドスタジオ姫路でも「Webアナリスト検定」という講座・資格検定を年に数回開催しております。

Webデザイナーはやめとけと言われる理由は?

Webデザイナーの平均年収は360万円と言われ、全職種の平均年収を下回っています。
※2024年3月時点
案件単価が低い場合は、多くの案件を受け持つ必要があり、労働時間が長くなっているとも言われています。

(参考:Webデザイナーの平均年収はいくら? – doda – 2024年3月15日 )

これは、Webデザイナーとして経験を積んだ人は、Webディレクターにキャリアアップすることが多いため、Webデザイナーとして長期で働いている方が少ないのが平均年収が低くなっている原因です。
Webディレクターの平均年収は、全職種の平均を超えているので、キャリアアップとともに年収アップも可能です。

(参考:Webデザイナーの平均年収はいくら? – doda – 2024年3月15日 )

年代別の平均年収でも、年齢が上がるにつれて年収も上がっていく傾向があります。
会社員かフリーランスかでも、平均年収や働き方は変わり、スキルを身に付けると副業もしやすくなります。

ポートフォリオの重要性

ポートフォリオとは、自分のスキルをアピールするための作品集です。
紙媒体で冊子にまとめたり、Webサイトとしてアップして、自身のスキルを紹介します。

就職活動のためのポートフォリオは、入りたい会社をターゲットにした内容にする必要があります。
働きたい会社や業種が決まっている場合は、そこにアピール出来るような制作物を掲載することがポイントになってきます。

ポートフォリオの作り方

ポートフォリオの重要性を理解したら、実際に作っていきましょう。

ポートフォリオに載せる制作物を作る

知り合いの企業やお店のサイトを作らせてもらったり、架空の企業や商品、サービスを宣伝する架空サイトを作ったりするのが一般的です。
また、クラウドソーシングで開催されているコンペに参加してみるのも良いです。

ポートフォリオサイトor冊子を作る

ポートフォリオとして提出するポートフォリオサイトか冊子を制作します。
ポートフォリオに決まった形はありませんので、の形式は自由です。

ポートフォリオの掲載内容例

  • プロフィール
  • スキル
  • 自己アピール
  • 会社に入ってやりたいこと
  • 作品

未経験からWebデザイナーになるロードマップ

Webデザイナーになるためのスキル習得は勉強して半年~約1年程度で習得するのが目安です。
実際にWebサイトを制作するために、身につけなければいけない知識と学び方を紹介します。

01.デザインソフトの基礎的な機能と使い方を覚える

デザイン業務で、Photoshopは重要なソフトです。
サイトやバナーのデザインをするときに使うため、使用頻度は高いです。
最近だと、WebデザインではFigmaでデザインすることも増えてきています。
また、印刷の現場で使用頻度の高いIllustratorもなるべく学んでおきましょう。

02.デザインのルールを覚えて良いデザインを真似る

まずは、フォント、レイアウト、写真、色のデザインのルールを覚えましょう。
さらに「良い」と思ったデザインを深く分析し、理解する力を付けましょう。
良いデザインをたくさん見てインプットしたら、真似てアウトプットしていきましょう。
インプットとアウトプットを重ねて、自分の引き出しを増やしましょう。

03.HTML・CSSを習得する

HTMLとCSSは言語の中でも最も基礎になります。
自分が作成したデザインをHTMLとCSSで再現出来るスキルを付けましょう。

04.JavaScriptやjQuery、WordPressを習得する

未経験からWebデザイナーを目指す上で必須とは言えませんが、ゆくゆく必要となる可能性が高く、他の求職者にも差を付けられる部分です。
JavaScriptやjQueryを使ってWebサイトにリッチな表現を追加したり、WordPressでWebサイトが作成出来れば、簡単に更新可能なシステムを作成できます。

未経験から転職を成功させたデジ姫卒業生

実際にデジタルハリウッドスタジオ姫路を卒業して未経験からWebデザイナーへの転職を成功した方を紹介します。

高校卒業後、Webデザイナーとして就職

高校卒業後、Webデザイナーとして就職
高校を卒業して、大学や専門学校に行く代わりにデジハリに通い、大阪のWeb制作会社に就職されました。

現場監督からWebデザイナーとして就職

現場監督からWebデザイナーとして就職
施工管理の仕事からシステム会社へWebデザイナーとして就職されました。

看護師からWebデザイナーへ転職

看護師からWebデザイナーへ転職
看護師からWeb・ロゴ・グラフィックデザイナーとしてフリーランスで活躍されています。

まとめ

未経験でも知識やスキルを付ければ、Webデザイナーを目指すことができます。
さらに、経験を付けて、知識やスキルを広げていけば、収入アップも可能です。

Webデザイナーとして必要なスキルや知識、ポイントは、独学や職業訓練校でも習得が可能です。
働きながら・学校に通いながら、実践的なスキルを身に付けて、未経験からWebデザイナーを短期間で目指す場合は、デジタルハリウッドスタジオのような専門スクールもご検討ください。

スタッフ尾木

スタッフ尾木

デジタルハリウッドスタジオ姫路 運営スタッフ。受講生さんとより近い立場で考えることをモットーに、一緒に考えて学んでいきたいです。過去に動画制作職に就いており、動画編集は今でも副業で続けています。どうスキルを活かすか一緒に考えられたら嬉しいです。

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